Termites
日本には主にヤマトシロアリ、イエシロアリの2種類が生息しています。ヤマトシロアリは北海道北部を除く日本全国に生息し、イエシロアリは本州南岸に分布しています。
シロアリは生存のために水を必要とするため、地面から約1メートル以下の場所に生息します。ヤマトシロアリは4月中旬~5月下旬、イエシロアリは5月~7月に活発に活動します。
シロアリには普通の蟻と同じで女王アリ→王アリ→ニンフ(将来の羽アリになる)→兵アリ→働きアリの順で階級制度があります。ひとつのコロニー(巣)の90~95%は働きアリで、木材を巣に運ぶ役割があります。
シロアリ被害を放置すると、重要な床下や柱が食害され、建物自体の耐久性や耐震性が下がり、災害時に家が損壊するおそれがあります。シロアリは目につかない場所で活動するので、被害に気付きにくいことで手遅れになることもしばしば。定期的な点検を実施していきましょう。
日本の家屋の多くが耐震性にも優れ且つシロアリの侵入を防ぐという意味でも強いベタ基礎が多いですが、シロアリは普通の蟻と侵入経路は似ていて、少しの隙間さえあれば強い顎で噛み砕きコンクリートであっても蟻道を作り侵入します。家の基礎部分で【経年劣化によるひび割れ】等がもしある場合、注意が必要です!